花粉症・アレルギー検査
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花粉症について
毎年春先になるとくしゃみ、鼻水、鼻詰まりや目がかゆくてたまらないなど、憂うつになる方結構多いと思います。花粉症は、その名の通りスギなどの花粉によって起こるアレルギ-疾患です。今や、日本人の約10人に1人、約1200万以上の人が花粉症に悩んでいるといわれています。なかでもスギ花粉による花粉症の人が最も多く、約8割を占めているといわれています。花粉症になる人が増えた理由には、スギ花粉自体が増えたこと、生活環境が様変わりしたこと、 大気汚染などの要因が重なりあって増えているといわれています。
花粉症の主な症状は、みなさんご存知の通り発作性反復性のくしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの鼻症状と目のかゆみ、充血、涙が出るなどの眼症状が有名ですが、のどの違和感や下痢を引き起こしたり、微熱や倦怠感を訴える方も少なくありません。
毎年春先、外来診療しているとよく「かぜ」と勘違いして市販のかぜ薬をのみ続け、良くならないと受診される方が多くみられますが、春先のかぜと花粉症は区別がつきづらいので、治療にあたっては「本当に花粉症なのか」早めに 医療機関を受診し、調べることが大切です。
さて、こんなにつらい花粉症ですが花粉飛散の2週間前から抗アレルギ-薬等を飲み始めることが大切です。患者さまのほとんどの方は、症状が出てこないと薬を飲み始めませんが、これは大きな間違いです。
なぜなら薬の効果が十分現れてくるまでに、2週間ほどかかるためで早めに治療を始めたほうが、症状が現れるのを遅くして、抑えられることがわかっています。また、症状が改善しても 薬を急にやめたり、良く効くからといってステロイド薬をのみ続けたり、ステロイドの点眼薬を漠然と使い続けることも良くありません。(しかし、このタイプの患者さまが実に多いですが…。)
「日常生活では、花粉情報に注意し、飛散の多いときは外出を控えたり、外出時にはマスクやメガネ を使うようにしましょう。また、 帰宅したら洗顔、うがいをするように心がけ、早めの時期から日常生活に注意して花粉シ-ズンにつらい思いをせずに過ごせるようにしましょう。」とアナウンスしております。
当院での花粉症治療について
当院では花粉症の飲み薬はもちろんのこと、点鼻薬でも点眼薬でも何でも処方しています。さらには花粉で顔が荒れている患者さんには塗り薬の処方も可能です。
保険適応の一度に39種類のアレルギーの原因を調べられる検査はもちろんのこと、20分でわかるアレルギー検査も可能です。また注射による治療もおこなっております。
この時期鼻水や咳が出たりすると、花粉症によるものなんだか風邪によるものなんだかよくわからない患者さんも大勢いらっしゃいます。花粉症で耳鼻咽喉科や眼科にそれぞれかかれば基本的には診察料も処方箋料も倍々ゲームになっていきますが、当院では何科へ行けばいいのかわからないけど何となく調子が悪いなど、複数の診療科にわたる病気や健康相談についても同時に診察、薬の処方も出来ますので、是非ご家庭の救急箱代わりにご利用下さい。
20分でわかるアレルギー検査
原因アレルゲンの特定は治療の第一歩です。花粉症の主な原因になるスギ花粉だけでなく、犬や猫などの動物や他の植物でもアレルギーを引き越す原因になることがあります。
各アレルギーの原因(アレルゲン)ごとに対策は異なってきます。花粉症でお悩みの方は是非この機会に検査を受けて他のアレルゲンがないかを調べてみてはいかがでしょうか。
検査について
検査は、スギ花粉やダニ、犬や猫のフケなど、皆様が吸いこんでしまう可能性のあるアレルゲンに反応する「IgE」という抗体がからだの中にあるかどうかを調べます。
検査により、症状を悪化させている原因を特定し、対策をすることで投薬とあわせてより高い治療効果が期待できます。
指先から採血を行い、検査をいたします。所要時間は約20分なので当日に結果を確認して治療方針を決めることができます。